【初心者向け】糖尿病とは?種類・原因・症状・治療法をわかりやすく解説

1 糖尿病とは

糖尿病は「血糖値が高くなる病気」として知られていますが、実際にはどのような病気なのでしょうか? この記事では、医療関係者でなくても理解できるように、糖尿病の基本から種類・原因・症状・治療法までをわかりやすく紹介します。


糖尿病とは?

糖尿病(とうにょうびょう)とは、一言でいうと「血糖値(けっとうち)が慢性的に高い状態が続く病気」のことです。 血糖値とは、血液の中に含まれるブドウ糖(=糖分)の濃度のこと。この値が正常な範囲を超えて高くなってしまうと、体にさまざまな悪影響が出てきます。


インスリンの役割とは?血糖値との関係

インスリンは、すい臓(膵臓)から分泌されるホルモンで、食事でとった糖分をエネルギーとして体に取り込む役割をしています。 このインスリンがうまく働かない、または十分に出ないと、血液中の糖分が体に吸収されずに血液中に残ってしまい、血糖値が高くなってしまうのです。


糖尿病は“静かに進行する”病気

糖尿病は、初期のうちはあまり自覚症状がありません。 そのため、「気づいたときにはかなり進行していた」というケースも少なくありません。 進行すると、目・腎臓・神経などに合併症が出てしまうこともあるため、早期の発見と対応がとても大切です。


糖尿病の原因となる“慢性的な高血糖”とは?

糖尿病は「血糖値が高い病気」と言われますが、ポイントは一時的にではなく、“慢性的に”高いということです。

たとえば、甘いものを食べたあとなどは、誰でも一時的に血糖値が上がります。 しかし、健康な人なら、インスリンの働きで1~2時間ほどで元の正常値に戻ります。

ところが糖尿病では、インスリンが足りない or 働きが悪いために、 食後だけでなく空腹時でも血糖値が高い状態が続いてしまいます。


血糖値の基準と糖尿病の診断ライン

測定タイミング正常値糖尿病の可能性
空腹時血糖値70~99 mg/dL126 mg/dL以上
食後2時間~140 mg/dL200 mg/dL以上
HbA1c~5.6%6.5%以上

※HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、過去1〜2か月間の血糖値の平均を表す数値です。

血糖値が長期間にわたって高い状態のことを「慢性的な高血糖」と呼びます。 これが続くことで、体のあちこちに悪影響が出てしまうのが、糖尿病の怖いところです。

詳しくは 日本糖尿病協会の解説 も参考にしてみてください。


糖尿病の主な原因と種類

1型糖尿病の原因:自己免疫の異常

自己免疫反応により、膵臓のインスリンを作る細胞(β細胞)が破壊されることで発症します。 小児~若年層に多いですが、大人での発症もあります。 発症後はインスリン注射が必要となります。

2型糖尿病の原因:生活習慣と遺伝

日本人の9割以上がこのタイプ。

  • 食べ過ぎ・運動不足
  • 肥満(特に内臓脂肪型)
  • 家族歴(遺伝)
  • 加齢

インスリンが出ていても効きにくく(インスリン抵抗性)、次第に膵臓が疲れてインスリン分泌も減少していきます。

その他の要因による糖尿病

  • 強いストレス
  • 加齢による機能低下
  • 薬(ステロイド・抗精神病薬など)
  • 他の病気(膵炎やホルモン異常など)

糖尿病は「甘いものを食べすぎたから」だけが原因ではありません。 体質・免疫・ストレス・年齢など、さまざまな要因が関わっている病気です。


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⚠ 自己診断は禁物!不安を感じたら早めに受診を

糖尿病かもしれないと感じても、ネット情報だけで自己判断せず、必ず医療機関で検査を受けましょう。 特に以下の症状がある場合は早期受診をおすすめします:

  • のどが異常に渇く
  • 急に体重が減った
  • 体がだるく、疲れやすい
  • 尿の回数や量が増えた

※ちなみに私は1か月の間にこの症状がすべてでました


🔚 まとめ:糖尿病は“知って備える”ことで怖くない

糖尿病は生活に影響を与える病気ですが、早期の発見と正しい管理ができれば、コントロールしながら暮らすことができます。

このブログでは、検査入院や治療の体験談も記録しているので、気になる方はあわせて読んでみてくださいね。

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